【DGRW】VIGを凌駕する性能!?

今日は以前ブログにもしたことがある【DGRW】の追加情報です。

【DGRW】はVIGほどの認知度はないものの、優秀なETFでして属性はVIGと同様に『連続増配銘柄』系になります。ETFの詳細は以前の記事をみていただきたいのですが、今日お話しすることは、最近の相場状況下での【DGRW】の動向です。

結論から言えば【VIG】を超える安定感を誇っていますので、これから連続増配系のETFへの投資を検討中の方はぜひ最後までお付き合いください!

目次

DGRWとは?

ここで簡単に【DGRW】についてお話します。詳しくは先ほどのリンクからご覧いただければと思います。

【DGRW】の運用会社はウィンダム・ツリーです。ウィンダム・ツリーは2006年設立の若手運用機関ですが、【DGRW】をはじめ、独自のベンチマークを用いて運用行うなど新進気鋭の会社です。

ベンチマークにはウィンダムツリー米国株クオリティ配当成長インデックスを用いています。

で、このインデックスがどういう特徴を持っているかというと、『今後も配当成長が見込める企業』にコミットしています。

【VIG】はどちらかというと、企業の財務に着目し、今後も増配が可能なほど財務が良好な企業を選出しているのに対して、【DGRW】は利益成長にも焦点を当てて銘柄選択をしています。

資産総額は68億ドルと前回記事にした2021/7よりも10億ドルほど増えていますので、順調に資産総額は増加しているようです。

【VIG】が多少の不況でも潤沢な財務から増配ができるのとは違い、【DGRW】は不況なんてもろともせずに増配分は稼げば良い!という性質をもったETFと言えると思います。

銘柄数は300銘柄(2022/1/31現在)で、構成比率TOP10は以下の通り👇

AAPLやMSFTといったハイテク関連からPG、JNJ、KOといった安定銘柄などバランスよく組み入れらているように思います。

続いてセクター別比率です👇

やはり情報技術セクターがダントツですね。キャピタルを狙うのであれば、やはり情報技術セクターは外せない存在です。続いてくるのが不況に強い生活必需品セクター。ここで防御を固めているように思います。ちなみにですが、ライバル(?)である【VIG】は下記の通りです👇

DGRWと違い、【GAFAM】の中では唯一【MSFT】がランクインしていますが、セクター別でみると手堅い資本財や一般消費財にウエイトを置いている感じがあります。どちらかというと保守的な印象を受ける構成ですね。

と、以上のように【DGRW】は【VIG】に対して情報技術のウエイトを多くし、やや攻めの構成になっているETFと言えると思います。

増配率は?

こちらは【DGRW】の直近までの配当とその利回りです。

減配は2回。利回りは概ね2%程度で推移しています。設定来の増配率は110%ほどでしょうか。年平均では13.75%となります。増配の安定性には欠けますが、増配率をみれば十分な実力でしょう。

ちなみにこの期間の【VIG】がこちら👇

【VIG】はさすがに同期間に減配はなし。抜群の安定性を誇っています。利回りは直近のキャピタル上昇のためか低下傾向です。

期間内の増配率は68%程度でした。年平均すると8.5%程度です。

というように、【VIG】は多少の相場に左右されずにしっかりと増配を行っていますが、トータルの増配率、利回りでは【DGRW】が勝っていました。

DGRWの下落耐性はどう?

実は【DGRW】は下落耐性にも優れています。まだ記憶に新しいコロナショック時を用いたデータがこちら👇

上記が以前に書いた記事内にも乗せたコロナショック時のドローダウンですが、保守的で鉄壁の防御と言われた【VIG】に勝るとも劣らないドローダウンを【DGRW】は見せています。

さらに、直近での相場がやや軟調な日々が続いていますが、今回はそこに焦点を当ててみていきたいと思います。

期間は相場が不安定になりだした2021/10から現在まで。その間の価格の騰落率がこちら👇

現在プラス圏にいるのが【VIG】・【DGRW】・【VOO】の3銘柄。マイナス圏なのが【VTI】・【QQQ】でした。ここ最近の相場は利上げ観測からハイテクを中心に売られる展開が多く、【QQQ】などが最も被害を受けた銘柄であると思われます。

一方で手堅い【VIG】などはさすがにプラス圏を維持。多少値は下げましたが、しっかりとした値動きでした。

一方で【DGRW】はTOPのセクターにハイテク揃いの情報技術がなっていますが、現在では上記のETF間ではTOPの騰落率を維持しています。

コロナショックのとき同様にしっかりとした値動きとなりました。

注目すべきは【QQQ】なみに上昇率を誇り、かつドローダウンは最も低いというかなり優秀な成績を収めています。

これには驚きですね!

やはり、前回の記事同様に【DGRW】は攻めと守り両方ともこなせる万能型のETFなのではないでしょうか?

まとめ

相場が不安定なこの時期に、ピッタリのETFである【DGRW】を再度検証してみました。

結果は先述の通り、攻めてよし、守ってよしのETFのようです。【VIG】とは違い、【DGRW】はこれ1つで完結するようなイメージのETFです。【VIG】は+αの何かが必要でしょうか・・・。

ただ、【DGRW】に一つ難点があるとすれば、他のETFに比し経費率が少々お高い0.28%に設定されているということでしょうか。

これに関しては、設定日数もまだ浅く、これから資産総額が増加してくれば、経費率も下がってくるかもしれません。

以上。【DGRW】ウィンダムツリー米国株クオリティ配当成長はいかがでしたか?

それほどメジャーなETFではありませんが、一考する価値はあると思うETFです。私は現在SBI証券にて毎週積み立てをしています。

将来のキャピタルとインカム両方が楽しみのETFである【DGRW】の下落耐性を再度検証しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

※月並みですが、投資は自己責任でお願いいたします。

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この記事を書いた人

アラフォー男子。
東北の僻地に赴任している末端の医療従事者。
2020年に本格的に投資の世界に参戦するも、直後にコロナショックに会う。
退かぬ!媚びぬ!顧みぬ!の精神で資産を築いていく過程を書いたブログです。

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